鍼灸師

福祉
スポンサーリンク

鍼灸師とは?

鍼灸師は、東洋医学に基づく治療法である鍼や灸、およびマッサージや運動療法などを用いて、身体の不調や痛みを改善する専門家です。主に、中国や日本などのアジア圏で発展した伝統医学に基づいた治療を提供します。

身体の各部位に針を刺し、体内のエネルギーフローを調整することで、身体の不調を改善します。また、温めた灸を特定の部位に当てることで、身体の熱を調整し、免疫力を向上させることもできます。さらに、マッサージや運動療法なども行い、筋肉の緊張を解放することで、身体のバランスを整えます。

鍼灸師の仕事内容

主な仕事内容は以下の通りです。

  1. 患者さんのカウンセリングと問診
    患者さんの症状や身体的な状態、生活環境、過去の病歴などについて詳しく聞き取り、問診表を作成します。また、患者さんのニーズや希望を把握することも大切です。
  2. 治療プランの作成
    問診の結果をもとに、患者さんの身体状態や症状に合わせた適切な治療プランを作成します。鍼や灸、マッサージ、指圧などの手技を用い、身体の不調や病気を改善し、健康を維持するための治療を行います。
  3. 治療の実施
    作成した治療プランに従って、鍼や灸、マッサージ、指圧などの手技を用いて治療を実施します。患者さんの症状や身体の反応に合わせ、適宜治療内容を変更します。
  4. 治療後のアドバイス
    治療後には、患者さんの状態を観察し、適宜アドバイスを行います。例えば、生活習慣や食生活の改善、運動療法などを提案することもあります。
  5. ドキュメンテーション
    治療内容や患者さんの状態、治療結果などを記録し、管理します。また、治療の進捗や効果について報告することもあります。
  6. 施設の管理
    施設の管理や運営にも携わることがあります。施設内の設備や器具の管理、治療室の清掃、患者さんの予約管理などを行います。

以上が、鍼灸師の主な仕事内容です。患者さんの健康をサポートするため、専門的な技術と知識が必要とされます。

鍼灸師の平均年収

平均年収の目安
300~500万円

平均年収は、地域や勤務形態、経験年数などによって異なりますが、一般的には約300万円から500万円程度とされています。ただし、開業して自営業として活躍する場合には、収入が大幅に変動する可能性があります。また、鍼灸師の専門性を生かして、医療機関やリゾート施設などでの求人もあり、その場合にも給与は異なるでしょう。

鍼灸師になるには?

鍼灸師になるには、以下の手順を踏む必要があります。

  1. 鍼灸師の資格を取得するための教育機関に入学する
    鍼灸師の資格を取得するには、専門学校や大学の鍼灸科に入学し、鍼灸師の国家資格を取得する必要があります。また、一部の施術家は、国家資格を取得せず、資格外施術家として活動しています。
  2. 鍼灸師国家試験に合格する
    鍼灸師国家試験に合格しなければ、鍼灸師の国家資格を取得することができません。試験は毎年1回行われます。
  3. 実地研修を受ける
    国家資格を取得した後は、実地研修を受ける必要があります。実地研修は、医療機関や鍼灸院での実践的な研修です。研修期間は、教育機関によって異なります。
  4. 鍼灸師として活動する
    国家資格を取得し、実地研修を終了したら、鍼灸師として活動することができます。自営業として開業する場合や、医療機関や鍼灸院に勤務する場合があります。

上記の手順に加えて、鍼灸師には、人間関係を構築し、コミュニケーション能力を高めることが重要です。また、常に最新の知識を習得し、技術を磨くことも求められます。

鍼灸師になるのに必要な資格

鍼灸師になるために必要な資格は以下のとおりです。

  1. はり師
    厚生労働省が指定する国家資格のひとつで、針を用いた施術を行う「はり師」の資格を取得することができる試験のことを指します。
    はり師国家試験は、毎年1回実施され、試験内容は筆記試験と実技試験で構成されます。試験科目には、「はり・お灸・指圧・マッサージ・解剖生理学・病理学・医学基礎・臨床医学基礎」などがあります。合格することで、はり師の資格が得られます。
    はり師国家資格を持つ者は、保険適用外の自由診療において、はりやお灸、指圧、マッサージなどを行うことができます。
  2. きゅう師
    厚生労働省が指定する国家資格のひとつで、灸(きゅう)を用いた施術を行う「きゅう師」の資格を取得することができる試験のことを指します。
    きゅう師国家試験は、毎年1回実施され、試験内容は筆記試験と実技試験で構成されます。試験科目には、「灸法・経穴・解剖学・病理学・臨床医学基礎」などがあります。合格することで、きゅう師の資格が得られます。
    きゅう師国家資格を持つ者は、保険適用外の自由診療において、灸を用いた施術を行うことができます。

鍼灸師の就職先

就職先としては、以下のような場所があります。

  1. 鍼灸院や接骨院、整骨院などの治療院
  2. 病院・診療所の鍼灸師部門
  3. スポーツクラブやフィットネスクラブの鍼灸師部門
  4. 鍼灸師を雇用する企業の健康管理部門
  5. 自営業として開業する場合もあります。

就職先として、治療院や病院などの医療機関が主流ですが、スポーツクラブや企業の健康管理部門など、異業種からの需要も増えています。また、自営業として開業する場合は、集客や経営などの面でのリスクが伴いますが、自分でやりたいことを実現することができます。

鍼灸師に向いてる人

向いてる人は以下のような特徴があります。

  1. 人と接することが好きで、人を癒すことができる
  2. 医療や健康に興味があり、人の痛みや不調を改善したいと思っている
  3. 細かい作業が得意で、粘り強さや忍耐力がある
  4. 経穴や身体の仕組み、病気や症状についての知識に興味がある
  5. 自己改善や健康について自分自身も積極的に取り組んでいる

鍼灸師は、患者さんの症状に合わせて施術方法を考え、一人ひとりに合った治療を行う必要があります。そのため、人と接することが好きで、人の痛みや不調を改善することにやりがいを感じる人に向いています。また、身体の仕組みや病気について深く知ることができ、自分自身の健康についても知識を深めることができるため、自己改善や健康に関心がある人にも向いています。

鍼灸師の需要と将来性

需要と将来性については、以下のような観点から考えることができます。

  1. 高齢化社会における需要の増加
    日本の高齢化が進む中で、病気や不調に悩む人が増えています。そのため、代替医療としての鍼灸療法への需要が増え、将来的に需要が伸びる可能性があります。
  2. 医療現場における需要の拡大
    医療現場でも鍼灸療法が注目され、病院や診療所での鍼灸師の需要が増加しています。特に、がん治療の副作用や疼痛の緩和など、痛みや不快感を和らげるために鍼灸療法が利用されるケースが増えています。
  3. スポーツ界での需要の拡大
    プロスポーツ選手やアマチュアスポーツ選手など、スポーツ界でも鍼灸療法が注目されています。選手のコンディション調整や、怪我の治療・予防のために鍼灸師を採用するチームやクラブが増えています。

以上のような背景から、鍼灸師の需要は今後も拡大することが予想されます。ただし、医療や代替医療に関する法律や規制も厳しくなっており、専門性や質の高い技術を持った鍼灸師が求められています。そのため、自己研鑽やスキルアップが求められる職種と言えます。

鍼灸師の求人情報・スクール情報

求人情報

  • まだ掲載はありません

スクール情報

  • まだ掲載はありません

掲載申込み

当サイトでは、ユーザーに有益な情報を提供することにつとめており、求人情報と学校のページを紹介するコーナーを設けました。
掲載をご希望の場合は以下のフォームよりお申込み下さい。

●申込みページ

鍼灸師

●種別(必須)

●企業名(団体名) or 学校名(必須)

●掲載ページURL(必須)
※求人媒体ページURLでも自社サイトの応募ページURLどちらでも構いません。

●担当者名(必須)

●メールアドレス(必須)

プライバシーポリシーをご確認ください。


最後に

以上、鍼灸師という職業について紹介させて頂きました。
少しでも皆様のお役に立てれば光栄です。

タイトルとURLをコピーしました